シングルファザー(父子家庭)になってからの生活環境についての話
シングルファザー(父子家庭)になって、すぐに直面した問題は生活拠点をどこにするかだった
わたしの場合、3つの選択肢があった
- いままでと同じ家に住む
- 親元の近くに引っ越す
- 職場の近くに引っ越す
3つの中で周囲の人たちから一番勧められたのは、2つ目の親元の近くに引っ越して暮らすだった
正直、わたしも子どもたちの面倒をみてくれる親の近くで暮らすのが一番安心でいいと考えていたが、1つだけ気になることがあった
それは、子どもたちが転校しなければならないことだ
確かに周囲の人が言うように、たとえ転校しても子どもはすぐに友だちができて馴染むのかもしれない
でも、もし自分が同じ立場だったらどう思うのだろうか…
きっと転校したくないだろうな
だって、母親がいなくなった上に友だちもいなくなり、住む場所も変わる
自分のことを知ってくれている人たちがいなくなるし、これまでと生活環境がガラッと変わってしまうわけだ
大人でもしんどいと思うのに、子どもなら尚更キツイだろう…
いくら一人で考えても仕方ないので、息子たちの意見も聞いてみることに
すると「いままでと同じ家に住み、転校もしたくない」とのことだった
当たり前だよな…
長男は高校受験で次男は小学校に入学。大事な時期だったし、二人とも担任の先生がすっごく頼りになる
自分にとって一番守りたいものは?
「一緒に暮らしている二人の息子」
とにかく、やれるだけやってみるか…自分のことは頑張って何とかすればいいだけだし
それよりも万一、息子たちが精神的に追い詰められてしまったらと考えるといまのままが一番だ
こうして私たちは、周囲の反対を押し切って、生活環境を変えず同じ家に住み続けることに…
あれから数年、とくに大きな問題はなく、周りの人たちに助けられながらも家族3人で暮らせている
あのときの選択は間違っていなかったのか?
答えが出るのはまだまだ先の話…
これからも日々の生活に感謝しつつ、頑張っていこう